セントラル浄水器とは?仕組み・特徴・注意点を徹底解説

セントラル浄水器とは?

セントラル浄水器とは、一般的な蛇口接続型の浄水器とは異なり、屋外に設置することで家全体の水を浄水することを目的とした大容量タイプの浄水器です。
一般的な浄水器と同じように、飲み水や料理などに使用できるのはもちろん、入浴やシャワー、洗顔、洗濯、トイレなど、ご家庭で使用するさまざまな水を浄水して使用できることが大きな特徴です。
そのため、セントラル浄水器は「飲み水をきれいにするための浄水器」というよりも、家中で使う「生活水」の質を考えるための設備といえるでしょう。
セントラル浄水器の特徴
①家中の水を浄水できる
セントラル浄水器のもっとも大きな特徴は、家中の水を浄水できることです。
キッチンや洗面所など、各蛇口に浄水器を設置する必要がなく、1台のセントラル浄水器で家中の水をまとめて浄水できます。そのため、蛇口ごとに浄水器を設置する場合と比べて、室内の場所を取らず、メンテナンスも1台で済むというメリットがあります。
飲み水や料理に使う水だけでなく、洗顔や入浴、洗濯など、日常生活で使用するさまざまな水を浄水できるのも、セントラル浄水器ならではの特徴です。
②大容量フィルターで家全体の水に対応
従来の蛇口に取り付けるタイプの浄水器を使用している方の中には、「家中の水を浄水したら、フィルターを頻繁に交換する必要があるのでは?」と感じる方もいるかもしれません。
セントラル浄水器は、家全体の水を浄水することを前提として、一般的な蛇口接続型の浄水器よりも大容量のフィルターを使用しています。
そのため、飲み水や料理だけでなく、入浴やシャワー、洗面、洗濯など、日常生活で使用するさまざまな水を浄水することができます。
ただし、フィルターにはそれぞれ浄水能力や交換時期が定められているため、長く安心して使用するためには、使用量やメーカーが定める交換時期などに応じて、適切にフィルターを交換することが大切です。
③室内にスペースを取らない
セントラル浄水器は屋外に設置するため、室内に浄水器本体を設置する必要がありません。
キッチンのシンク周りなどに浄水器を置くスペースを確保する必要がなく、室内をすっきりと使えることも特徴の一つです。
蛇口のタイプを選ばない
一般的な蛇口接続型の浄水器は、蛇口に直接取り付けて使用するため、蛇口の形状によっては取り付けられない場合があります。
一方、セントラル浄水器は蛇口に直接取り付けるものではないため、浄水器の取り付けを理由に蛇口の種類を制限する必要がありません。
キッチンや洗面所など、用途やデザインに合わせて好みの水栓を選びやすいこともメリットです。
浄水器周辺が汚れない
キッチンに浄水器を設置している場合、調理中に跳ねた水や調味料、油などが本体やホースに付着することがあります。
長く使用していると、本体やホースなどに汚れが付着し、掃除が必要になることもあります。また、ホースや接続部分などの部品についても、製品によっては定期的な交換が必要になる場合があります。
セントラル浄水器は屋外に設置するため、キッチン周りに浄水器本体やホースがないことで、こうした汚れや掃除の手間を減らせることも特徴です。
セントラル浄水器の仕組み
セントラル浄水器は、室内ではなく屋外に設置する浄水器です。水道メーターよりも先の、敷地内側にある給水管に浄水器本体を接続して使用します。
水道メーターを通った水がセントラル浄水器を通過することで、家の中へ入る水をまとめて浄水します。そのため、キッチンだけでなく、洗面所や浴室、洗濯機など、家中の蛇口や水栓から浄水を使用できることがセントラル浄水器の大きな特徴です。
また、水道水に含まれる残留塩素や、フィルターで除去対象となっている不純物などを浄水器でろ過することで、家庭内へ流れる水をきれいにすることができます。
さらに、フィルターによって水道水中のサビや不純物などをろ過することで、これらが水栓器具や家庭内の配管へ流れ込むことを抑える効果も期待できます。

セントラル浄水器を使用する際の注意点
①フィルター交換は定期的にする
浄水器のフィルターには、除去できる物質の量や浄水できる水量に限界があります。セントラル浄水器も同様で、大容量のフィルターを使用しているからといって、何年も交換せずに使い続けられるわけではありません。
フィルターの使用量や交換時期は製品によって異なります。カタログや取扱説明書などに「1年」「2年」などの交換目安が記載されている場合は、できるだけその時期に沿って交換するようにしましょう。
フィルターを交換せずに長期間使用すると、フィルターにサビや不純物などが蓄積し、水の出が悪くなったり、浄水性能が低下したりする可能性があります。また、フィルターの状態によっては衛生面での問題につながることもあるため、定められた交換時期を守り、適切に使用することが大切です。
「大容量だから交換しなくても大丈夫」ではなく、大容量だからこそ家中の水に使用できる一方で、適切な時期にフィルターを交換することが重要です。
②1年に1度はメンテナンス(点検)をする
セントラル浄水器は、フィルター交換と同じタイミングでメンテナンスを行っている販売店や施工業者も多くあります。また、ご自身でフィルター交換をされている場合でも、1年に1度を目安に本体や周辺の状態を確認することをおすすめします。
セントラル浄水器は屋外に設置するため、地震や大雨などの影響を受ける場合があります。本体は屋外での使用を想定して設計されていますが、本体と給水管を接続する部分の配管がダメージを受けたり、設置場所の地面が傾いたりする可能性があります。
大きな破損や傾きであればすぐに気づくことができますが、小さな異常や見た目だけでは分かりにくい変化が起こっている場合もあります。
定期的にメンテナンスを行うことで、本体や配管、設置状態などを確認し、異常があった場合にも早めに対処することにつながります。
フィルター交換だけでなく、浄水器本体や周辺の状態も定期的に確認することが、長く安心して使用するために大切です。
③長期的に使用しない場合の対応
長期の出張や海外旅行などで、長期間にわたって水道を使用しない場合も注意が必要です。
何か月も家を空ける場合は、浄水器本体からフィルターを取り外しておくなど、長期間の不使用に適した対応をしておくと安心です。なお、一度取り外したフィルターは再び使用することができないため、取り外す際は注意しましょう。
また、長期間使用しない状態でそのまま家を空けてしまった場合は、自己判断で使用を再開するのではなく、設置した販売店や施工業者などに相談してから使用することをおすすめします。
長期間使用しない場合の対応方法は、浄水器の製品や設置状況によって異なる場合があります。旅行や長期不在の予定がある場合は、あらかじめ設置した販売店などに確認しておくとよいでしょう。
まとめ
セントラル浄水器は、屋外に設置した浄水器で、家の中へ入る水をまとめて浄水することで、飲み水や料理だけでなく、入浴や洗面、洗濯など、家中の水を浄水できることが大きな特徴です。
大容量のフィルターを使用しているため、家全体の水に対応でき、室内に浄水器を設置する必要がないこともメリットの一つです。
一方で、長く安心して使用するためには、定期的なフィルター交換やメンテナンス、長期間使用しない場合の適切な対応も大切です。
セントラル浄水器について検討する際は、こうした特徴や注意点を理解したうえで、ご家庭の水の使い方やライフスタイルに合っているかを考えてみるとよいでしょう。




