セントラル浄水器の除去性能について

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セントラル浄水器の主な除去物質6種

浄水器の除去性能は、JIS規格で主に対象項目として17項目を定めています。また、JIS規格とは別に浄水器協会が定めるJWPASなどの規格もあり、PFASなどJIS規格では対象に含まれていないような物質の除去性能を定めるなど浄水器の規格も年々増えてきております。今回はその中でも多くの方が気にしている除去物質について説明をしていこうと思います。

①塩素

水道水に必ず含まれている塩素(残留塩素)は、水源になっている河川の水に含まれている病原菌や雑菌を消毒し、また浄水場からの途中で細菌が混入し繁殖させないなど、安全な状態で各ご家庭に届ける為に加えられています。日本の水道法では、遊離残留塩素を0.1㎎/L以上保持することが義務付けされています。

残留塩素で何が殺菌できるの?

残留塩素が水道水に含まれていることで、大腸菌やO157、コレラ菌、赤痢菌、サルモネラ菌、レジオネラ菌などの細菌類やウイルスを殺菌し安全に飲用することが出来ます。

健康への影響は大丈夫なの?

「殺菌」と聞くと不安になると思いますが、もちろん健康への影響はありません。WHOの飲料水質ガイドラインでは、塩素濃度の上限は5㎎/Lとされています。日本では上限が1.0㎎/Lとされておりますので水道の水を飲み続けても健康を害することは無いと考えられます。

しかし、一方で、肌や髪への影響などがあります。塩素はタンパク質を傷つける性質があるため、入浴やシャワーで皮脂幕や髪のキューティクルにダメージを与えてしまうので、肌荒れや髪のパサつきなどの原因にもなっています。

②総トリハロメタン

総トリハロメタンとは、水道水の中に含まれる塩素と、水中の有機物が反応して生成される4種類の化合物の総称です。本来トリハロメタンは数多く存在していますが、そのうちのクロロホルム、ジブロモクロロメタン、ブロモジクロロメタン、トリブロモメタンの4種類をさし、日本の水道水質基準で定められた名称です。

総トリハロメタンを摂取するとどうなるの?

総トリハロメタンのうち「クロロホルム」や「ブロモジクロロメタン」などに関しては、国際がん研究機関(IARC)において「ヒトに対して発がん性の可能性がある物質(グループ2B)」に分類されています。

健康への影響は大丈夫?

日本の水道法では、総トリハロメタンの基準値を0.1㎎/L以下と定めており、人が生涯にわたって連続的に摂取し続けても健康に影響は生じないとされています。

③2-MIB(カビ臭)

水道水でも場所によってカビ臭や土臭を感じることがあると思います。その原因となっているのが2-MIB(2-メチルイソボルネオール)です。

健康や体への害はなく、飲んでも問題はありませんがニオイがあると料理や飲用で使いにくいですよね。

④溶解性鉛

溶解鉛は古い建物で使用されていた「鉛製給水管」から溶け出したものになります。1980年代後半まで広くつかわれており、長期間滞留した水に微量に溶け出す事があります。溶解鉛は鉄管などで発生するサビ水の様に色で判断することが難しく(基本的に無色透明)気づかないうちに飲んでしまっているというケースがあります。

40年以上前の話なので今ではほとんどないと感じ真られますが、今でも全国で約200万件の鉛製給水栓が残っています。(国土交通省調べ)

健康への影響は大丈夫?

溶解鉛は、体内に蓄積されることで神経障害、発達障害、貧血、腹痛などの深刻な健康被害を引き起こすリスクがあります。

⑤CAT(農薬)

CATとは、主にシマジンと呼ばれる除草剤に含まれる有効成分です。農耕地や公園、河川敷やゴルフ場の芝池などで使用されている除草剤として使用されていましたが、2025年3月25日に農薬としての登録が完全に失効していますので現在は、いかなる目的でも使用することはできません

現在は使用が出来ない農薬ですが、土壌や地下水に残存しやすい性質があります。過去に農薬の調合場所や薬剤の保管をしていた場所や散布に使用した器具の洗浄場所などは注意が必要です。

健康への影響は大丈夫?

発がん性リスクや臓器障害、生殖・胎児への影響など様々な健康被害が考えられます。

⑥PFAS(ふっ素化合物)

PFASとは、1万種類以上の有機フッ素化合物のうち、PFOS(ペルフルオロアルキル酸)やPFOA(ポリフルオロアルキル酸)、の総称です。

撥水性などの性質から、1940年代から、フライパンのコーティング、アウトドアウェアやレインコートの撥水加工、半導体の製造、泡消火剤など幅広い製品で活用されてきました。日本では「化審法」に基づき、有害性が高いということでPFOSは2010年、PFOAは2021年に規制されました。

PFASは上5つの物質とことなりJIS規格では除去対象になっておりませんが、浄水器協会(JWPAS)で対象となっております。

なぜ急に問題になったの?

PFASはかなり古くから使われていた化合物ですが、話題になることはありませんでした。しかし、国際的な規制強化と地下水・水道水の汚染(基準値を超えた検出)が発覚したことが原因です。現在では水道法の改正に伴い基準値の尊守が義務付けられました。

健康への影響は大丈夫?

WHOなどの研究で、発がん性、コレステロール値の上昇、免疫系の低下、ホルモンバランスの乱れ、肝機能の低下などのリスクが指摘されています。

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